こんにちは。鈴木匠です。

今回のネタは、ドライブレコーダーが捉えた映像です。

先日、出張で秋田道（秋田自動車道）を運転していたときのことです。

前方の道路上に、黒くて大きな何かが動くのが見えました。

（あれ？もしかして…。）

距離はおよそ50メートル。私は緩やかに減速しました。

徐々に近づく黒い物体は、道路上を左から右に向かってゆっくりと移動していきます。

30メートルほどまでに迫ると、その姿がハッキリと確認できました。

（やっぱり熊だ！！）

そのサイズからしておそらく親熊でしょう。子熊が後を追って出てきた場合に備えて、さらに少しブレーキを踏みこみました。

前後して、熊も車の接近に気づき、中央分離帯に向かって駆け足になりました。

そして器用に身をかがめて、ガードレールの下をスルリと抜け、対向車線へ。

そのまま一目散に茂みの中へと姿を消しました。

わずか10秒ほどの出来事でした。

映像ではわかりにくいかもしれませんが、この熊は対向車線に出る際に、前しか見ていないんですよね。

熊が横切った少し後に対向車が通りましたが、タイミングがほんのちょっとずれていたら、出会い頭の衝突事故になるところでした。

自然豊かな道路を走っていると、『動物飛び出し注意』の標識をよく見かけます。

「どうせ出てこないでしょ」なんて思わずに、いつ飛び出してきても最大限の対処ができるよう、集中して運転をしなければならないと、気を引き締めなおす機会になりました。

皆さまもどうぞ安全運転でお出かけください。